2019/02/15 08:40
「しもつかれ」は北関東地方に分布する郷土料理です。
初午(はつうま)の日に作り赤飯と共に稲荷神社に供える行事食。
江戸期には飢えを凌ぐための食物である救荒食とされてました。
「大根」「人参」を『鬼おろし(大根おろし器)』で粗くすり下し、「鮭(新巻鮭)の頭」「大豆(節分に撒いた残り)」「酒粕」と共に煮込んだものです。地域によっては「油揚げ」を刻んで入れるところもあります。
調味料を一切使わず、材料の量を加減し味を調整しています。
各家庭によって味や製法、材料が異なりますが、他家のものを難なく食べられることもあります。
栄養価満点で【無病息災】の食べ物とされており、《7軒食べ歩くと病気にならない》等、俗言が伝えられています。